自宅スタジオの始め方:自分の部屋を宅録用の自宅スタジオに構築する方法

Construction Crane | Home Studio Guide: How to Build a Home Recording Studio Setup

自宅スタジオはあなたの音楽制作の心臓です。そう、創造力とワークフローが出会い、作品が形作られる場所です。
テクノロジーと機器の進歩により、これまで以上に自宅での録音がしやすくなりました。
自宅で質の高い音楽をお金をかけずに作り、それを自分でミックスするという考えは、かつては考えられませんでした。 しかし、今日の宅録機器は素晴らしい音を作ります。
どんどん多くのミュージシャンが、レコーディングスタジオを借りるのではなく、自宅や自分の部屋で録音そして音楽制作を選択しています。

はじめの一歩:自宅レコーディングスタジオ用機器の基本

自宅スタジオは、自宅で音楽を録音または制作するための機器の集まりです。
基本的な自宅スタジオは、音楽制作ができる複数の機器が一緒に機能することで構成されています。
自宅スタジオのセットアップには、以下のレコーディング機器が必要です。

  • ノートパソコンまたはデスクトップPC
  • DAWソフトウェア
  • オーディオインターフェース
  • ヘッドホン
  • スタジオモニタースピーカー
  • マイク
  • サンプル
  • ケーブル

このガイドでは、それぞれについて詳しく説明し、すべてのプロデューサーのスキルレベルに合ったオススメオプションを紹介します。
このガイドのセクション間を移動するには、左側のメニューバーを使用してください。

1. 音楽とPC:デジタル音楽制作センター

今日の音楽制作の大半はPCが関連しています。デジタルで録音するには、当たり前ですがコンピューターが必要です。
いいニュースは、現代のパソコンには、オーディオを処理するのに十分な処理能力が十分あります。自宅スタジオ用に、ゲーム用の様なしようが過度に行き過ぎのPCを購入する必要はありません。
適切な仕様のノートPCまたはデスクトップPCは十分な処理能力がを備えています。
WindowsまたはMacは、以前はプロミュージシャンの間でも熱烈な議論が巻き起こっていましたが、近年2つのプラットフォームの違いは非常に小さくなりました。
最も使いやすいPCを使用することあ一番でしょう。
しかし、音楽制作用PCを負担が多くかかるプラグインで処理することを既に知っている場合、以下に最も重要なPCの仕様を紹介します。

プロセッサー速度

CPUプロセッサの速度は、オーディオの処理能力に関して最も重要な要素の1つです。
プロセッサ全体をより良くするために、より多くのコアとより速いクロック速度のものを探してください。

ハードドライブ

システムOS用ドライブとしてSSD(ソリッドステートドライブ)を使用することは、一般的に速度アップの一番オススメのアップグレードの一つです。
しかし、音楽制作にも直接役立ちます。 SSDを使用すると、コンピューターの応答が速くなり、起動が速くなります。
DAWやその他の音楽アプリケーションが超高速SSDにインストールされている場合、その利点が即わかることでしょう。

十分なメモリ

DAWで最高のパフォーマンスを出すには、PCのメモリを最大限に増設する必要があると思うかもしれません。
これは必ずしもそうではありません。 8GBのメモリがあれば基本的なオーディオ処理はうまくこなせます。
ただし、低バッファーサイズで重いマルチGBのサンプルライブラリの複数のインスタンスを実行する場合は、拡張することをお勧めします。

音楽制作用コンピューターの選び方

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2.DAW:スタジオレコーディングソフトウェア

DAWはデジタルオーディオワークステーションの略です。 音楽の録音、編集、ミキシング、アレンジに使用するメインのソフトウェアです。
自宅スタジオがアナログのレコーディングスタジオである場合、DAWはテープマシンに置き換えられます。
しかし、現代のDAWはそれ以上のことができます。 DAWを使用すると、オーディオだけでなくMIDIも録音および編集できます。
MIDIは、シンセサイザーやドラムマシンなどのデジタル機器が相互に通信するために使用する言語です。 また、DAW内の仮想楽器に音楽情報を入力する方法でもあります。
DAWを選択することは大きな決断であるため、最適なオプションを選択するためのガイドをまとめたので、参考にして下さい。

世界の最新DAWベスト12


MIDIとは何か?:最もパワフルな音楽ツールへの初心者向けガイド

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3.オーディオインターフェイス:PCでオーディオを再生および録音する

ホームスタジオの次の主要なアイテムは、オーディオインターフェースです。
DAWに入出力するすべてのサウンドは、行き先を知るためにインターフェイスを通過する必要があります。
オーディオインターフェイスは、マイクや楽器からのアナログ信号をDAWに録音できるデジタル入力に変換する機器です。
さらに、DAWのデジタル信号をスピーカーやヘッドフォンで聴くことができるオーディオ信号にも変換します。
本質的な音を忠実に聴けることでミックス時に色々な音楽的決定を下すので、最高音質で聴くことが不可欠です。
上記の理由がオーディオインターフェースを自宅スタジオの不可欠な部分にしている理由です。
おすすめオーディオインターフェース52選と、適切なオーディオインターフェースを見つけるための正しいガイドなど細かいとこまで突いたブログ記事を参考にして下さい。

The 200 Best Free VSTs Ever

高性能オーディオインターフェース52選


ホームスタジオ用のオーディオインターフェース選び方

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4.ヘッドフォン:トラックを適切に聴く

次に、DAWに配置するトラックを聴くための何らかの方法が必要になります。
ミックスを聴くことに関して、スタジオでの大部分はスタジオモニタースピーカーを使用することを好むかもしれませんが、自宅スタジオではヘッドフォンが不可欠なツールになります。
ヘッドフォンは、トラッキングやミックスリファレンスなどの時に常に重要になります。
多くのプロのエンジニアが言っていることに反して、ヘッドフォンで音楽をうまくミックスすることは全く可能です。
限られた予算で作業している場合は、モニタースピーカーを購入できるまで、良いヘッドフォンで始めることは良い解決策です。

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リファレンストラック:ミックス・レファレンスで音を改善する方法

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5.スタジオモニタースピーカー:適切なスピーカーで良いミックスをする

ヘッドフォンは自宅スタジオにとって重要ですが、長時間のセッションをヘッドフォンでミキシングするのは大変です。
ほとんどのエンジニアは、ほとんどの作業をニアフィールドモニターを使用して行います。
モニタースピーカーは、クリーンでクリア、フラットでニュートラルに聴こえるように特別に設計されたスピーカーです。
アマチュア用オーディオスピーカーとは異なり、これらの視聴ツールは、音楽を平らにしたり、より快適に聴こえるように設計されていません。
実際はほとんど逆です。
スタジオモニタースピーカーはサウンドのすべての欠陥を明らかにするので、それをミックスで対処できるようにします。 その余分な詳細は、トラックを素晴らしいサウンドにするために必要な洞察でもあります。
それでも、すべてのモニタースピーカーの音は異なり、適切なモニタースピーカーを選択することは非常に個人的な決断です。
自分に一番合ったスタジオモニタースピーカーの選び方を参考にして、自分に最適なモニタースピーカーを見つけてください。

DTMや宅録に最適なモニタースピーカー40選

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6.MIDIコントローラー:DAWで仮想楽器を演奏する

MIDIは、Musical Interface Digital Interfaceの略です。 デジタル音楽ツールが相互に通信するために使用する言語です。
MIDIは、シンセサイザーと仮想楽器に、どのノートを演奏するか、いつ演奏するか、およびその他の種類の音楽ジェスチャーを伝える情報を伝達します。
マウスを使用して手動でMIDIを作成できますが、ほとんどのプロデューサーはMIDIコントローラーを使用してノートを演奏する方が簡単だと感じているようです。
MIDIコントローラーは、MIDIの入力に使用されるハードウェアです。 MIDIコントローラーには、キー、パッド、つまみ、スライダー、または入力タイプの組み合わせたタイプのものが存在します。
ほとんどの自宅スタジオには、MIDIコントローラーが含まれています。
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7.プラグイン:DAWでオーディオエフェクトを使用する

プラグインは、DAWでミキシング、合成、エフェクト、サンプリングなどに使用するソフトウェアサウンドツールです。
ほとんどのDAWには、プロ仕様の音色のトラックを作成するのに十分なプラグインが組み込まれています。
しかし、サードパーティのプラグインは、音のパレットを拡張し、独自のサウンドを作成する方法でもあります。
たぶん、自分のシンセプラグインで完璧な仮想楽器リグを組み立てたいと思うでしょう。
または、新しいリバーブプラグインを常に探しているエフェクトジャンキーかもしれません。
あなたの好みが何であれ、プラグインは信じられないほど刺激的です。
プラグインは、音楽制作を非常に刺激的にする大きな部分です。

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8.マイク:ボーカルなどをの録音をする

VSTまたはサンプルのみで音楽を作成している場合を除き、マイクで音を集めDAWに取り込む必要があります。
今の現代膨大な数のマイクが市場に出回っていますが、すべてのマイクがすべての状況や仕様に適しているわけではありません。
録音するものに基づいてマイクを選択するための特別なガイドをまとめたので、参考にして下さい。
しかし、今買えるマイクを知りたい場合は、おすすめマイク30選のリストをご覧ください。
マイクに関して言えば、みんなの心にある録音源はボーカルです。
すべての歌手に最適なマイクをお勧めすることは出来ませんが、歌うスタイルに合わせてマイクを選ぶのが良い方法です。

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マイクの種類:自分の曲に最適なマイクの選び方

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 9.サンプル素材:作品で使用する音源素材

サンプルは音楽から始めるのに最適な方法です。
バランスのとれたサンプルライブラリは、便利な自宅スタジオの定番です。
サンプル音源は、音声があるところならどこでも見つけることができますが、注意してください。
曲に著作権で保護された素材を使用すると、デジタル音楽配信サービスによって拒否されるか、さらに悪いことに、著作権侵害で訴えられる可能性があります。
サンプルを正しく使用する方法は、事前に著作権などの利用手続き済みのサンプルパックのライブラリから音源を探すことです。
AIによってキュレーションされた最高のサンプル、サンプルパック、ループについては、LANDRサンプルをご覧ください。
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10.オーディオケーブル:機器の接続

スタジオにこれらすべての機器を配置するには、すべてを接続するための正しいケーブルが必要です。
オーディオケーブルには多くの種類がありますが、それらはすべてスタジオの状況により特別な目的を持っています。
オーディオインターフェイス、マイク、楽器、モニタースピーカーはすべて、適切に接続するために異なるタイプのケーブルを必要とする場合があります。
さまざまなタイプのケーブルの復習が必要な場合は、このガイドを使用してみるのもオススメです。

オーディオケーブル:ミュージシャンが知る必要があるオーディオケーブルの種類についてのすべて

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ホームスイートホームスタジオ

数に関係なく、自宅スタジオを構成している機器やアプリがあれば、あなたのその部屋は立派なホームスタジオになります。
自宅スタジオを自分で構成することは、ミュージシャンであることの最もエキサイティングな部分の1つです。
今回のガイドを活用して、自宅スタジオに適した機器を購入するお役に立てて最高の宅録環境を作って下さい。