ミックスに絶妙なスパイスを与えてくれる無料VSTエフェクトプラグイン10選
あなたが音楽制作機材をアップデートしようとするとき。
技術的革新に乏しいVSTプラグインなどいまやありません。一番難しく悩ましいのは、その入手できる数々のプラグインの中からいったい何をチョイスすればよいのかということでしょう。
でもご安心を。私たちはそんなあなたの味方になります。あなたにとって決め手となり得る選りすぐりのプラグインをご紹介します。しかもどのプラグインも無料です!
今回のセレクションのテーマは「エフェクト」です。あなたのミックスをより引き締め、エネルギーと魅力を与えてくれるものをセレクトしました。
サウンドに魅力あふれる風味を与えてくれる無料VSTエフェクトプラグイン10選がこちら
1. Valhalla Freq Echo
「Freq Echo」は周波数可変アナログエコーエミュレータです。個人的にもお気に入りです。
「コーラス」「フェイザー」「フランジャー」エフェクト機能が付加。ワイルドなグリッサンドサウンドやまるで走り去っていくかのようなエコーサウンドを是非お試しあれ。
また、Dubやサイケなエフェクト効果には抜群の威力を発揮します。ベースラインの強調・強化にも使える優れものです。
もしあなたがエレクトロの先駆者であるDelia Derbyshire のファンであるなら、これ、絶対気に入るはず!
互換:Mac Os、Windows (VST/AU in 32 and 64-bit, AAX 64-bit, RTAS)。
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2. FuzzPlus3
Audio Damage社のFuzzPlusディストーションペダルエミュレータの最新版。
中央のノブがファズ・ディストーション。Korg MS-20スタイルのロー・パス・フィルターもあります。信号発振によるフィードバックサウンドも可能。
シンセやドラムサウンドを肉付けするのに驚異的な効果をあげるディストーションエフェクトです。
プリセットも自分でセーブしたものも使用可。
互換:Mac OS、Windows (VST/VST3/AU 32 and 64-bit)。
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3. MH Thump
「MH Thump」はトラックに豊かな低域をもたらしてくれます。まるでビンテージのドラムマシンTR-808で得られるような鼓動をまさに再現してくれます。
これはオーディオ入力…この場合つまりはドラムトラック…の音声信号を分析するプロセッサーです。そして低周波信号を合成して付加し、サウンドによりコクを与えるのです。
独立した2つのオシレータがあり、微調整を可能にする沢山のノブを備えています。
さあ、力強いビートをお試しあれ!
互換:Mac OS、Windows (VST/AU/AAX 32 and 64-bit)。
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4. Krush
「Krush」は非常に面白いビットクラッシャーです。
デジタルビットを劣化させたローファイなサウンドを作り出すエフェクトです。しかしそれは「drive」と「resonant fiter」との組み合わせによって、まるでアナログエフェクトを通したかのような温かみを得ることもできるのです。
そんな効果が得られることこそ、「Krush」が「とてもエレガントなビットクラッシャー」と呼ばれる所以です。
「DRY」と「WET」の両フェーダーを用いてオリジナル音とエフェクト音のサウンドバランスをお好みでコントロールできます。
「MODULATIONS」は自由設定と同期が選べます。セーブもプリセットのリコールも簡単操作です。
互換:Mac OS、Windows (VST/AU/AAX 32 and 64-bit)。
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5. TSC
新たなオーバードライブ・エフェクト・プラグイン、それがMercuriall社のTube Screamer 808です。
伝説の名機 Ibanez TS-808ペダルのサウンドをモデリング。
あなたのギターサウンドをより「グランジ」に。「808」と「MOD」の各モードは間にあるメタルスイッチで切り替えます。
「MOD」モードでは若干ダークなサウンドが得られます。
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互換:Mac OS、Windows (VST/AU/AAX 32 and 64-bit)。
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6. Pecheneg Tremolo
Pechenegはトレモロエフェクトです。これを使えばリズミックなモジュレーションサウンドを作り出すことが可能です。
「Tempo」セクションでは「Note」(音符の長さ)か「Frequency」(周波数)を選ぶことによってその振幅を操作します。
まるでLFOsを操作するがごとく、Pecheneg Tremoloを使って波形を変えることも出来ます。
このエフェクトはあなたのトラックによりグルーヴをもたらすことでしょう。シンセサウンドやベースラインがより生き生きとするはずです。
互換:Mac OS、Windows (VST/AU 32 and 64-bit)。
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7. TAL Chorus -LX
TAL‘s stereo Chorus-LXはRoland Juno-60 に搭載されていたコーラスにインスパイアされたコーラスエフェクトです。シンプルですが強力なツールですよ。
コーラスには「I」と「II」の2つの異なったモードがあり、それを個別に、または両方同時に使うことが出来ます。
エフェクト効果のさじ加減は「DRY/WET」のノブで調整します。
ベースをちょっとゴリッとさせたりシンセにちょっと艶が欲しい時に使ってみてはいかがでしょう。
互換:Mac OS、Windowsb (VST/AU/AAX 32 and 64-bit)。
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8. TDR Nova
TDR Novaは4バンドのダイナミックEQです。まさに使える「働き者」ですよ。
ドラムトラックのサウンドを明瞭にしたり、必要に応じて任意の周波数帯域をブーストしたりということが出来ます。
どんな音楽制作者も「これぞ欠かせないEQ」というものを求めるものですが、まさにこれもその一つです。
正確なイコライジングを施すためにスぺクラム・アナライザーがビルトインされています。
他にも「プリセットマネージャー」「A/B比較」「アンドゥ/リドゥー」など機能は充実しています。
互換:Mac OS、Windows (VST/AU/AAX 32 and 64-bit)。
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9. Protoverb 1.0
Protoverb 1.0 by U-Heは少し変わったタイプのリバーブです。
Protoverbがクールなのは、あなたが作成したランダムなセッティングから気に入ったものをセーブ出来るという点です。
このプラグインの精神は「試行錯誤」…そう、まさに私たちそのものです。自分が気に入ったセッティングが見つかったら、そのセッティングがボタン一つでシェア出来るようになっています。
互換:Mac OS、Windows、Linux (VST/VST2/AU/AAX 32 and 64-bit)。
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10. PanCake 2
最後になりましたが疎かにできないものをご紹介します。これは恐らく今まであなたが探した中でも最もフレキシブルな操作性をもったパンニングエフェクトです。
PanCake 2はパンニング・モジュレーションのカーブをマニュアルで描くことが可能で、またランダムな変調をジェネレートすることも出来ます。
とても使いやすく、またとても視覚的です。PanCake 2のLFOはお使いのDAWと同期可能です。
劇的な効果が得たい時は鋭く、なめらかな効果が得たいときはスムーズに、お好みでパンを操作してください。
互換:Mac OS、Windows (VST/AU in 32 and 64-bit)。
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あなたのミックスを豊かなものに~ミックスには適切・適量なスパイスを
軽快なものから荘大なものまで、いずれにせよミックス作業は正しいエフェクトの使用無しには進みません。
そのエフェクトプラグインを得るのに何万円何十万円とかける必要がないというのは実にありがたいことですよね。
今回私たちはきっとあなたが気に入ってくれるであろうVSTエフェクトプラグインを10個セレクトしてみました。
是非とも10個すべて試していただきたい!
そして使用した感想をコメント欄にて教えていただけたらと思います。
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