幕裏の真実 : 曲をマスタリングしたときに何が実際起こってるの?
家でする音楽制作の一番大きなチャレンジは『視聴者に聞いてもらいたい音』と『実際視聴者が聞く音』には大きなギャップがあるということです。
私が音楽制作を始めた頃、私のスタジオは基本的に最小限の機材しかありませんでした。小さなテーブルが部屋の隅にやっとある状況でした。
モニター?そんなものはなく、あったのはヘッドフォンのみ。
しかし、その時私は自分の”ベッドルームスタジオ”が大御所達に立ち向かえると創造していました。俺のドラムよ、響き続けよ!!!のように。
しかし、重要なことはミックスをする環境、そしてどんなツールでミックスするかが、あなたの曲が視聴者にどのように聴こえるかに大きな影響を与えます。
そう、ここでマスタリングが関係してくる訳です。つまりマスタリングは視聴者があなたの思い描いた音を聞けるように、どこでなんどき作られようと。
これからどうしたら良いか紹介します。
ファイナルミックス
もしあなたが自分のファイナルミックスに満足していれば、あなたの未見場大丈夫でしょう。ファイナルミックスもそんだけ良いということです。が、あなたの音楽を聴くであろうすべての人をあなたの家のスタジオに呼んであなたと同じように聞くことには無理があります。
ミックスは作られた環境、部屋だったり、ヘッドフォンだったり、モニターの色がどうしても出てしまいます。
これは非常に簡単に実験できることで、ただあなたの出来立てのミックスを友達の家に持っていき聞くだけでできます。さらにできれば、クラブにあるようなスピーカーで聴いてみても良いテストになると思います。あらかじめ言っておきますが、結構へこみます。
視聴者
2つ目として考えなくてはいけないことは誰のために音楽を作っているのかということです。そしてその人たちがどこであなたの音楽を聴くかということです。車内、電話、クラブ、ヘッドフォン、もしくはホームステレオでしょうか?
マスタリングはあなたのトラック全体に小さな必要な修正や調整を行います。そのため視聴者は曲自体がどこで録音をされ、ミックスをされたということがわからなくなり、ただ純粋にあなたの曲を聴けるようになります。
マスタリングの裏で何が起きているかハイライトするために、ラボのテストとして実際の曲を使ってお見せします。
コンプレッション(コンプ)
コンプは言うなればすべてのトラックを相互させるソーシャル潤滑油の用なものです。お酒に近い機能を持ってますね。 あまり入ってないと、そこにいるすべての人は黙ったまま違和感が漂ったなかで座っている状態になりますよね。とりあえず携帯触ったり、床眺めたりと。入りすぎても、ギクシャクしてしまうんです。だからどう調子良い『ここだ!』の割合でやるかが、パーティーを盛り上げられるかどうかになってきます。
コンプはピークボリュームを巧妙にコントロールし、すべてのパーツが一緒にフィットするようにします。
しっかりマスタリングされた曲はパーティー自体を伝説のごとく参加者が以降話し続けるような印象を残す夜にします。
コンプレッションなし
コンプレッションあり
EQ(イコライザー) – マスタリングのマルチツール
EQ(イコライザイー)、その名の通りのことをします。そう、物事を均等にします。 つまりEQは周波数帯域を弱めたり、足りないところを強めたりするエフェクターです。
EQは手術的な矯正を曲にすることができます。というのは、EQは大事な部分を維持しながら、4kHzで不快なシェーカーの一部のような周波数はカットして、迷惑で余計な部分を取り除きます。また、あまりに濁って聴こえるミックスを明るく、鮮明にし、またはリフレッシュすることができます。
しっかりEQをされたマスタリングは様々なプレイバックシステムで鮮やかですっきりした音を出すことができます。つまり、全体的な音はアーティストが意図した音になるようにします。
ここでのよく聞かれる問題点は – boomy(エコーしすぎ), boxy(ローミッドが強調されすぎ), nasal(鼻にかかったヴォーカルの音), harsh(ギンギン), thin(薄い), dull(鈍い), or dark(暗い)など – これらの問題は正しくブーストしたり(gainを上げる)、カットしたり(gainを下げる)すれば修正される問題です。
悪いEQ:
良いEQ:
ステレオエンハンサー
ステレオエンハンサーは、マスタリングをどうしてもきちんとしたい熱狂的信者用のツールです。彼らは、特に高い周波数での混乱を好まず、オープンで広々としたサウンドを提供することにより特に狭いミックスに適しています。
周波数狭め:
周波数広め:
マスタリングをしたら、あなたはどこでもあなたのトラックを持っていってプレイできるようになります。つまり、友達の家の音楽作成環境に全く向いていない環境だろうとあなた自身のスタジオと同じ良さの音で聴こえるようになります。今トラックを今すぐLANDRしてみて、自分のトラックがどう変わるか早速試してみてください。
これらが基本的なマスタリングの機能です。もちろん、オーラルエキサイテーション、マルチバンドコンプレッションのようにもっとたくさん複雑さがマスタリングにはあります。今回の情報は、しかしあなたが始めるのに良いガイドラインです。
編集:Rory Seydel
翻訳:出山剛
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