どうやってグレイトフル・デッド (Grateful Dead)のボブ・ウェアがオンライン・マスタリング・サービスLANDRを活用しているか

Young Bob Weir

LANDRを使って恩恵を受けているのはインディーズのミュージシャンたちばかりではない。リズムギタリストでグレイトフル・デッド (Grateful Dead) の創立メンバーのボブ・ウィアー(Bob Weir)は200時間を超えるライブ録音のマスタリングをする必要に迫られて、LANDRのチームに相談した。

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ウィアーは、デッドのメンバーだった頃から長年にわたり、新技術を取り入れた音楽の支持者だ。ノースカロライナにある彼のスタジオであるタマルパイス研究所 (TRI) は、MeyerのConstellationのような最先端のツールを備えた個人の音響実験室を有し、定められた位置に配置されたマイクロフォンやスピーカーを利用して室内の音響特性を自在に変えるようなソフトウェア・ベースの研究を行っている。

このTRIの最高技術責任者であるジョン・ハーキンがある時、Rdioのあるリリースに向けて多数のライブ録音のマスタリングの実務を担当したのだが、彼の計算ではそれぞれのトラックのマスタリングに専門の技術者一人当たり平均20分間かかることが分かった。そしてそれより効率よく費用もかからない方法を探し、LANDRとの話が進んだ。

「このプロジェクトで私はカタログの曲を通して一貫性が保てるサウンドを探していました」とハーキンは言う。「LANDRを使って処理すれば、弊社の技術者が20分でやるのと同じ成果が得られます。」

LANDRのソフトウェアはさまざまの異なったジャンルの音楽に柔軟に対応できるので、ハーキンとTRIへのメリットは大きかった。彼がスタジオでライブ演奏を録音したアーティストは、ロッカーのサミー・ハーガーからアメリカーナ/フォーク歌手のジャッキー・グリーンまで実に幅広いのだから。加えて、LANDRには「学習アルゴリズム」がある。これによって、システム上にトラックをより多くアップロードすればするほど、耳で聞いてより良い音楽になるし、音楽のタイプの違いをより詳しく分析できるようになるのだ。

「作業を始めてすぐに、全般に音を大きめにした方が作業がうまくいくことが分かりました」とハーキンは言う。「LANDRを初めて触った技術者たちが皆同じように感じたようです。少し音が大くなると。その前の数か月、技術者たちがミキシング中には音を大きくしたりしないことには気が付いていました。LANDRを使って、ロックバンドであれアコースティックであれ、異なる音楽のタイプごとに響き方の違いがよりはっきりと分かるようになったのです。」

TRIがLANDRの採用を決めることになったもう一つの重要な点は、高いサンプルレートを扱う能力だった。ウィアーのデジタル録音に対する気持ちを、ハーキンはこう言っている。「ボブは、サンプルレートが低いと私たちが直接耳で聞いた音楽に比べて何かを覆い隠してしまい、そのためにお客さんはもういいやと思ってしまう、と信じています。」

二―ル・ヤングと同じく、ウィアーもデジタル音楽の品質向上への支持を遠慮なく語るようになっていた。Rdioのリリースに向けてLANDRを使って以降、ウィアーは「品質を求めるアーティストのイニシアティブ」(Artists for Quality Initiative) の先頭に立っている。これは、Rdio、LANDRそれにTRIの作るジョイント・べンチャーで、Rdioのカタログの曲をすべてストリーミング用に320kbpsのAACフォーマットにすることを目指している。

より高いサンプルレートでの実施例を作り上げる過程で、ハーキングは、デジタル録音で失われるものの多くが異なる音から生じる高調波のずっと上の方に含まれる高周波数成分である、と言っている。

「私の理論では、より高い周波数の音を聞いて私たちが感じ取るのは、遷移状態です」と彼は語る。「生きるか死ぬかの状況を想像してください。サバンナにいるとして、耳を澄まして聞きたいのはトラの足音で、そのトラがどこにいるかです。同じ音がずっと鳴っていても関係ありません。それより移り変わる音を聞きたいのです。それは高周波成分を持ったかすかな音です… 私たちの脳は、こうした高周波成分に気が付くようにできていて、それが無いと何か不安な気持ちになるのです。」

ウィアーはおそらくLANDRの支持を表明するミュージシャンでも最も名の知られた一人だろう。そして、オンライン・マスタリングという可能性に気が付くミュージシャンが増えれば増えるほど、音楽業界中のアーティストたちも録音技術者たちも彼に従うようになるだろう。専門のマスタリング業者に依頼するのは誰にとっても高くつくし、LANDRのように使いやすくて値段も手ごろなうえに品質も高いサービスがあれば、プロだろうがインディーズだろうがすべてのミュージシャンが歓迎するはずだ。

出典:Guitar World

原文:http://www.guitarworld.com/how-grateful-deads-bob-weir-utilizes-online-mastering-tool-landr

Takeshi Ideyama

@Takeshi Ideyama

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