ミュージシャンがよくやる7つの音楽配信についての勘違い
音楽配信は沢山の人に聴いてもらえる最良の方法です。 しかし、それはどうやるのが正しいのでしょうか?
音楽配信は誤解されがちです。 音楽配信が何なのか、それをどのように使うのか、そしてそれをうまく使う方法について、あまりにも多くの謎そして誤解があります。
音楽配信をデジタル音楽配信が引率するようになり、多くのことが変わりました。
それで、このブログではちょっとしがちなデジタル音楽配信の勘違いなどを一つ一つ解決していきます…
ここで紹介するのはミュージシャンがよくやる7つの音楽配信についての勘違いです。
1. CDやレコードなどの流通は死んだ
多くの人々が、CDなどの音楽流通の方法は絶えてしまい、これからがデジタル音楽配信が未来であると言うでしょう。そして、それに関して一利はあります…
ストリーミングとデジタルダウンロードは、音楽を聴く最も一般的な方法になりました。しかしそれは、だれもLP、カセット、CD、または他の物理フォーマットを購入しなくなったことではありません。
事実、CDなどの物理的音楽な売り上げは依然として高く、音楽収入全体の39%を占めています。(注:日本の場合は75%がCD販売からの収益です)あなたが独立したアーティストである場合は、ストリーミングからなる十分なロイヤリティがたまるのに時間がかかると思いますが、我慢強く待てますか?
ここでのポイントは、CDやレコードのニーズがある場合は、それなりにその視聴者にオプションを与えることです!CDやレコードからできる物理的なリリースからの収入は、ストリームよりはるかに速く貯まります。
CDBabyのようなデジタル音楽配信会社は、複製サービスと特定の流通サービスも提供しています。そのためデジタル音楽と同時にCDやレコードなどのリリースを一度に配信、流通できます。
CD、レコードの流通が絶滅したわけではありませんし、これから得られる収入はしばらくの間存在するとも思います。重要なのはリリースの方法を多様化させ、あなたの音楽にあった適切な聴衆に触れ、そしてあらゆるフォーマットでも自分の楽曲を収益化できるようになることです。
2. 必要なものはMP3だけ
MP3は素晴らしいです。その小さなファイルサイズと「ストリーム対応力」は、デジタルプラットフォームに関しては大きな資産です。
しかし、音楽配信を真剣に考えているなら、高品質のWAVマスターファイルが必要です。実際、Bandcamp、Spotify、Apple Musicなどの主要なプラットフォームのほとんどは、すべての提出楽曲に対して高品質なWAVファイルを必要とするか、または推奨しています。
大きなプラットフォームへのアップロードのために便利なチューンコアのフォーマットチェックリストも参考にしてください:
オーディオフォーマットチェックリスト:
- 16ビット(サンプルサイズ)
- 44.1 kHz(サンプルレート)
- 1411 kbps(ビットレート)ステレオWAVファイル
あらゆる主要なプラットフォームに問題なくアップロードするにはハイレゾの24ビットWAVマスタリングがおススメです。
Bandcampのようなサイトで独自の配信ハブを管理している場合は、最高品質のファイルをアップロードすることで、リスナーに必要なものすべてが提供されます。 Bandcampは質問、サポートのページで詳しく説明しています:
「可能な限り高い品質のファイルから始めて、MP3(320、VBR V0)、Ogg Vorbis、Apple Lossless、FLAC、AACなど、さまざまなフォーマットと品質の組み合わせにトラックを変換することができます。」
3. 自分の音楽が配信するレベルに達していない
信じようが信じまいが、音楽配信は実際にアーティストのクリエイティブな工程の一部になることができます。 配信は、SpotifyやiTunesのようなプラットフォームに自身の音楽をのせることを意味するだけではありません。
独自のDIY サウンドクラウドページを管理したり、YouTubeに曲をアップロードすることも実は配信の一部なんです。 あなたのDIY配信チャンネルは、有名な配信プラットフォームに一緒に配布する前にあなたの曲を完成させるのに便利なツールです。
制作の早い段階で共有し、感想をもらう。 自分の楽曲が他の人と共有できるかどうかのレベルかどうかをスタジオで一人で悩んでいると、あなたの音楽はなんの脚光も浴びないまま静かにハードディスクの片隅に追いやられてしまうでしょう。それは、誰もそれを聴く機会がなかったからです。
あなたが作業中のトラックのデモや構想についてはできるだけ分かりやすくしてください。 そして、音楽仲間やリスナーから得た感想や指摘をどんどん活用してください。 だからあなたがより大きな音楽配信サービスに進出するとき、あなた十分な準備ができているでしょう。
「自分の楽曲が他の人と共有できるかどうかのレベルかどうかをスタジオで一人で悩んでいると、あなたの音楽はなんの脚光も浴びないまま静かにハードディスクの片隅に追いやられてしまうでしょう。」
4. 配信とはつまり、あなたが他のことをしている間に自動で多くの視聴者に自分の音楽を聴いてもらう
音楽配信の話になると、 「まず配信を設定し、とりあえず配信のことを考えない」が大まかな真実です。
常に覚えておいてほしい事は、あなたの音楽配信はあなたの音楽プロモーションと同等ということです。
つまり、できるだけ多くのファンや視聴者との交流を保つことです。 それを行う最善の方法は、音楽配信をプロモーションのひとつの工程とすることです。
リリース間近のプロジェクトの宣伝を徐々に築き上げてください。 プロジェクトの最新の情報を常に視聴者にアップデートし、リリース前のプロセルに透明性を持たせてください。
「あなたの音楽配信はあなたの音楽プロモーションと同等ということ」
大手音楽配信会社のプラットフォームにトラックをアップロードすると、あなたのストリーミング・リンクがあなたの視聴者にとってさらなる視聴環境の構築になるでしょう。 あなたのプロモーションがしっかり計画されているならば、あなたの配布された音楽は実際に聴かれることになるでしょう。
5. 配信と出版は同じこと
音楽では、配信と出版は2つの非常に異なる概念です。
音楽配信は、あなたの音楽を、すべての音楽愛好家や潜在的なファンの耳に届けることができます。 それはあなたの音楽が音楽スタジオから世界のどこに行くことを指しています。 つまり、音楽配信はストリーミングプラットフォームやCDやLPなどのリリース、そしてアルバムのダウンロードなどがあります。
音楽出版は、あなたの音楽が演奏されているすべての場所(通常はロイヤルティーの形)で支払いを受ける方法です。著作権の管理なんかがそうですね。
音楽出版には掲載スペースと同期ライセンスも含まれます。 掲載スペースと同期とは、あなたの音楽が広告、ビデオゲーム、または映画のように商業的に使用されているときのことを言います。
詳しくは、音楽出版と音楽配信のガイドをご覧ください。 違いを知ることは重要です!
6. 配信プラットフォームが私の音楽を検索可能にする
音楽配信プラットフォームはあなたの音楽を利用可能にします。 しかし、ここで勘違いしてはいけないポイントは、彼らはあなたの音楽を見つけ易くすることはしません。 その部分はあなた次第です。
各プラットフォームには独自のタグ付けシステムがあります。 あなたが最もよく使うプラットフォーム上のタグ付けシステムを研究してください。 適切なタグ付けにより、各プラットフォーム内であなた自身の音楽を見つけ易くすることができます。
タグはプラットフォームによって異なります。 しかし、心に留めておくべき重要なタグは次のとおりです。
- 年
- ジャンル
- 共同制作者または共同作家
- レコードレーベル
- 発売日
- アルバムのタイトル
ヒント:アーティスト名と曲名はそれ以上重要視されません…
7.配信プラットフォームが私の音楽を自動で宣伝してくれる
あなたの音楽をより早く見つけることができる他の方法もあります。 プレイリストは、あなたの音楽を聴くための重要な方法となっています。
Spotifyのプレイリストは、自分の楽曲を宣伝するのに特に便利です。 あなたがインスピレーションを感じる曲のプレイリストを作成し、自分の音楽を入れて、ソーシャルメディアチャンネルで共有します。
これにより、ストリームミングを増やし、音楽をプラットフォーム上でより見やすくします。 プレイリストの他のアーティストとのコラボレーションも、見やすくさせる化のすばらしい方法です。
流行作家は、しばしば、次に流行る音を見つけるためにプレイリストを検索します。 その超愛好家がプレイリストを聴いている最中に、あなたの音楽がそのリストにある必要があります。
プレイリストを使用して自分の作品の影響力を大きくすることで、ファンの関心を刺激し、愛好家にあなたの音楽がどう生まれたのかををより深く理解してもらえることができます。それは聴き手とアーティストの両方にメリットがあることを意味しています。
ストリーミングプラットフォームは、配信チャネルとプロモーションツールに同時にすることができます。 だからできるだけ活用し、あなたの音楽を見つけられることができるようにしてください。
配信して、貢献する
配信とは、あなたの音楽を聴いてもらえる幅を広げることを意味します。 しかし、それは一直線の簡単な方法ではありません。
成功した配信は他のすべての「やらなければいけない事」のまとめであり、それらは、最高の可能な音楽を作り、そしてその音楽を宣伝し、さらにあなたの曲の存在感を大きくする多面性の努力の結果です。
未来の音楽配信で存在感を出すアーティストは、変化する業界に適応できるアーティストです。 適切な視点で、あなたの音楽をこれから来る音楽変動時代にしっかり準備をして成功してください。
翻訳:i剛
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