フリーウェアVSTシンセのベスト7
音作りは良いシンセで行いましょう。そうでないものはゴミ箱へ。
フリーVST特集の第4弾では、シンセに関するマジックを紹介します。なぜシンセなのか?それは音が素晴らしいだけで無く、尽きることのない楽しさを与えてくれるからです。
シンセはトラックを作る上で何にでも使い回しがききます。線をがたがた鳴らすような巨大な音の壁を作ったり、周囲からかすかに聞こえるような鐘の音であったり、優しい音色でうたた寝に誘われるような暖かい和音も出ます。
とはいえ、大抵のアナログシンセは確かに良い音かも知れませんが、巨大で壊れやすく貯金がなくなりそうなくらい高価です。
でも心配はご無用。これから挙げていくフリーのVSTシンセをダウンロードして、お使いのDAWにインストールすれば、あなたをシンセ天国に連れて行ってくれるでしょう。
以下はフリーVSTシンセのベスト7です。
1. dexed – FMシンセのプラグイン
Dexedは良質なFM音源のシンセ。その代表格であるYAMAHA DX7を忠実にモデリングしています。
6オペレーターのアルゴリズムは、実機のインターフェースをシンプルに手を加え、簡単に操作できるようになっています。
夢の中にいるような至福のシンセヴォイスを作るのにぴったりです。
2. Helix
ダウンロードするのはHelixのトライアル版ですが、基本的には全ての機能を使うことが出来ます。
このトライアル版は時折ノイズを生成したり音程を変な具合に変えますが、それでも無料であり、シンセ好きなら誰しも持っているべき強力なツールです。
Helixのダウンロードページには、「そびえ立つようなリード、硬質なベース、またたくようなパッド」を出すと書かれています。
これより良い説明を思いつくことはできません。さっそくこの獣のようなシンセに餌を与えて、弄り倒しましょう。
3. Combo Model F
ヤバいトラックの秘密成分は、時に地下でお祖母さんが弾いているオルガンだったりします。
Combo Model F は、こういった使い方にぴったりなだけでなく、ちょっと良い感じなオルガンの音が必要な時にも使えます。
このシンセを奪い取ったら、振り返ったらダメですよ。
4. Tal-Bassline
この優美な機材は、望み通りのビッグでゴツい低音を出します。
TAL-Basslineは、最近よく耳にするアシッドな感じで突き刺すようなベースラインを出します。Trap・EDMやビッグなベースをが欲しい時にぴったりです。
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作っているトラックの荷台をガツンと揺らしたい時はTAL-Basslineを使いましょう。
5. SYNTH1
SYNTH1は日本のジオシティーズで配布されています。このことを覚えていて下さいね。(訳注:この記事の原文は英語です)
6. Tunefish 4
Tunafish(マグロ/同名のシーケンサーソフトもあります)ではありません。TUNEfishです。
Tunefish 4Tunefish 4は、パッド/リード/ベースを始め、曲作りで使われるどんなサウンドでも作れる万能シンセです。
スイスのアーミーナイフのようなシンセと考えても良いでしょう。これからシンセを使うという時に、大切な何かを与えてくれます。
7. Muon Tau Bassline
Muon Tau Basslineは、ROLAND TB-303を模して作られました。
この小さいけどパワフルなVSTiは、あの耳に慣れ親しんだ愛らしい303の音を出してくれます。
DAWにインストールし、音楽界の名機のひとつである、あのアナログ機材の特徴的なベースサウンドの恩恵に授かりましょう。
シンセからシンセへ
時代を問わず、どの音楽家も良いシンセでのセッションを必要とし、また探し続けてもいます。
これらをDAWにインストールしたら、時々起きるシンセ痒みを掻いてしまうまで、いじり倒して録音しましょう。
そしてお気に入りのフリーVSTがあったら私たちにも教えてください。
私たちは「いくつかのシンセ」では気が済まないので、「全部のシンセ」が欲しいのです。
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