みんなと同じように聴こえることなく、工夫し、独創的にサンプルパックを自分の楽曲に使う方法
過小評価注意報:サンプルパックの世界は広いです 。無料サンプルパック素材サービスsのおかげで、想像可能などんな音も数回のクリックで利用できる時代になりました。
また、デジタル音楽を制作する人が増えているため、サンプル素材は音楽制作の重要な部分となっています。
残念ながら、サンプル素材はまだまだ良い評判を得ていません。
一部の音楽プロデューサーは、音楽に携わる全ての音は、録音された音楽機器である必要があると感じています。これの考え自体には全く問題がなく、自分の音を自分の機器で録音することは、信じられないほど価値のあるプロセスだと思います。
しかし、サンプリング(サンプル素材の使用)を完全に否定してしまうと、音楽制作に創造性を与えるであろう1つのツール、そしてそれに関連した全てのエコシステムを排除することになってしまいます。サンプリングは、制作している音楽ジャンルに関わらず、すべての音楽プロデューサーにとって役立つツールなのです。
この記事では、サンプル素材の活用方法を紹介して行きます。サンプル素材をもっと知れば、それがただ単に曲にドラッグ&ドロップするだけではなく、実は音楽制作の工程を簡単でより効果的にする効果をもたらすことも紹介します。
以下は、素材が何であっても、サンプルパックを最大限に活用してサウンドを独創的にするのに役立つ創造的な10個の戦略です。
サンプリングは、制作している音楽ジャンルに関わらず、すべての音楽プロデューサーにとって役立つツールなのです。
1.サンプル素材をエフェクトでカスタマイズする
サンプル素材を活用する最も簡単な方法は、オーディオエフェクトを使用して素材をカスタマイズすることです。リバーブ、ディレイ、トレモロなどのシンプルなエフェクトでも、サンプル素材の可能性を開き、自分特有のユニークな音にすることができます。
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サンプル素材にエフェクトをかける方法は無数にあるので、ここではあまり詳しく説明しませんが、サンプル(特にループやビート)をDAWに読み込んだり、お気に入りのVSTでシンプルなエフェクトチェーンを作成したり、それを微調整したりすることで、後で他のサンプルを使う時や曲作るときに、今までに見なかった興味深い方向を加えることができるでしょう。
サンプルがミックスに組み込まれたときに、サンプルがミックス内で突出してしまうことがあります。そんな時は。エフェクトを活用することにより、スムーズにサンプルをすでに製作中のトラックに合わすことができます。
他のレコーディングをサンプルで編集している場合は、 サンプル素材でミキシングしながら同様のエフェクトを使用すると、ピタッとはまるのでお役に立ててみて下さい。
2.サンプラーVSTでサンプル音源を使う
サンプラーがほとんどのスタジオの中心に存在する機器であり続ける理由があります。それは、サンプラーはサンプリングが簡単にでき、簡単にループさせたり、ハードウェアのオーディオエフェクトチェーンを適用したり、タイムストレッチさせたり、ちょうど良いところで切れ、他のサンプラーを楽しくさせる全てを含め中心的存在をキープしてきました。
しかし、特定のVSTプラグインは、従来のハードウェアサンプラーの数分の1の価格で、DAW上で機器と同等レベルのサンプリングの可能性を提供します。
ほとんどのDAWには、独自のオンボードサンプラーモジュールが付属られていますが、サンプラーVSTを使って作業することも、適切なサンプリングワークフローを探している場合には有効な手段と言えます。
DAWに元々オンボードされていないサンプラーVSTで作業することの利点には、エンベロープの簡単な調整、素早いフィルタリング、ピッチング、MIDIコントローラーのマッピングなどがあります。
以下に載せてあるのがおすすめサンプラーVSTです:
Togu Audio Line TAL-Sampler
TAL-Samplerは一昔前の機器の影響を受けており、人気のあるハードウェアサンプラーの多くが使用している鉄板なデジタル・アナログ変換プロセスをエミュレートします。
また、さまざまなデジタルアナログコンバーター(DAC)の中から選択ができ、DAW内にあるヴィンテージなアナログサウンドを出すことができます。
クラシックなタイムストレッチでサンプルを遅くするか、Squarepusher機能を使用してサンプルの開始時間を調整し、クールなグリッチエフェクトを作成します。
DiscoDPS Bliss
Blissは、効率性や新機能を求めているプロデューサー向けの「次世代」サンプラーです。
1つ本当に画期的な機能Blissの機能をあげるとすれば「VSTiサンプリング」です。プリセットを選択することで、サンプルの長さ、テールの長さ、およびノートのベロシティとレンジを定義できます。 Blissは、選択した設定に基づいてマルチサンプルを作ります。
このユニークな機能に加え、さまざまなエフェクト、8種類のカスタマイズ可能なマクロ、グラニュラーモジュレーションなどがあります。
Sonic Charge Cyclone(ソニックチャージサイクロン)
Sonic Charge Cycloneは、象徴的なヤマハTX16Wをエミュレートする無料VSTサンプラーです。
DAWからサンプルをアップロードし、モジュレーション・マトリックス、ループ・ファインダー、デュアルLFO、そしてチャンネルごとのADSRエンベロープを操作して、サンプルパックから本当にユニークなサウンドを作成できます。
3.カスタムキットを使用してサンプルをレイヤー化する
サンプル音源は一個ずつ別々に使う必要はありません。 レゴの感覚で、まったく新しいものを作りましょう。
サックスとベルをレイヤーで重ねたらどのような音を出すでしょう? または、タンバリンのテールにトムトムを重ねてみたらどうでしょう?
レイヤリングは、サンプルの特性を変更して完璧な音を見つける最も簡単で効果的な方法です。
時にサンプルは、必要としているものの、完璧ではないものです。 レイヤーを活用すれば見つけていたサウンドを見つけられるでしょう。
AbletonのImpulseやNI Batteryのようなプラグインを使用すると、サンプルを簡単にレイヤー化し、拍子付きのパターンを素早く作成することができます。
カスタムキットの一般的な使用方法は、複数のキックを重ね合わせることで、より深く充実したサウンドを作り出すことです。 1つのサンプルを強めのローエンドで、1つはパンチで、もう1つはボディで、どのようにして相互に機能するかを確認してみるのもおもしろいです。
どのように使用するにしても、レイヤリングは音に深みを与え、まあまあのサンプルをミックスに最適なサウンドに変える素晴らしい方法です。
4.ループとシングルヒットを切る
最高のサンプルパックには、すべてワンショットとシングルヒットに加えてループが付いています。
通常最も一般的なループは、シンセとベースです。 シンセとベースは作業に使うキーと操作するためのBPMがついてくるため、トラックの出発点としては最適です。
しかし、買ったサンプルパックにループがあるからといってそのまま使用する必要は全くありません。
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サンプラープラグインやサンプリングハードウェアなどのDAW内の編集ツールを使用して、ループを切ったり並べ替えたりして、新しい音源を作成したり、同じキーまたはBPMを使って複数のループからサウンドを取り込んで独自のシーケンスを作成したりしてください。
最終製品としてではなく、出発点のようにループに向き合ってください。 新しい独自のループを制作し、他の誰もが持っている同じサンプルよりもユニークなものを作りましょう。
5.リサンプル
リサンプリングは、サンプルを独自に作成する簡単な方法です。
リサンプリングする方法はたくさんありますが、新しいオーディオトラックの入力をリサンプリングに設定するのが最も簡単です。
- DAWにMIDIとオーディオトラックを並べて配置する
- オーディオトラックの入力を「リサンプリング」に変更する
- MIDIとオーディオトラックの両方に録音します(コマンド/コントロールを保持すると複数のトラックを鳴らすことができます)
リサンプリング中に適用するエフェクトに関係なく、プレイバックからのオーディオは新しいオーディオチャンネルに録音されます。オーディオエフェクトやその他の編集ツールを使用したい場合は、新しく録音された音源を操作します。
単純にエフェクトをMIDIに適用するのに比べて、リサンプリングを使用する方に利点がある理由は、サンプルのどのくらいのエフェクトを受信するかを制御したり、元のトラックを変更せずに複数のトラックを一度に変更できることです。
例:サンプル音源の終端だけのレゾナンスを変更したい場合は、ループをリサンプリングして、音源の終わりに向かってレゾナンスを調整します。調整したものは、オーディオトラックに録音されます。
新しいレコーディングは、元のトラックを変更することなく、より多くのエフェクトを実行するように編集することができます。
6.サンプルをフィルターしたり、サンプル音源の特徴を変更
シンプルなハイ、ロー、またはバンドパスフィルターでサンプルワークフローを開始すると、サンプルを少しきれいにでき、余分なノイズ、クリックまたはポップ音を処理するのに役立ちます。
クイックフィルタリングは、トラックに既に存在する周波数情報にサンプルを収めるのにも役立ちます。
いくつかの創造的なEQの手法は、サンプル音源全体の特徴を変更することもできます。
いくつかの創造的なEQの手法は、サンプル音源全体の特徴を変更することもできます。
サンプルのハイエンドの情報だけを取り、それを他のサンプルと重ねることで、ループやショットをよりユニークで多様なものにすることができます。このテクニックは、ドラムトラックにテクスチャを追加する場合に特に効果的です。
EQで微調整を始める前に、簡単なフィルタリングを試してみてください。元のサンプルで聴こえなかった可能性のある方向性をフィルターで掘り起こしましょう。
特定の周波数がどうしても気に入らないけど作業したいサンプル素材がある場合、サンプルにハイパスまたはローパスフィルターを追加して不要な情報を削除してください。
例:ベースラインとキックのアレンジがすでに決まっているため、ストリングアンサンブルのサンプルが必要のない低域の情報を含んでいる場合があります。
単純にローエンドを取り除き、こもったミックスを避けてください。
7.ダウンサンプル
ダウンサンプリングは、音のサンプルレートまたは音質を本質的に低下させることです。
通常はダウンサンプリングをやりたくはありませんが、いくつかのEQでサンプルのハイエンドをロールオフする、より興味深い結果をもたらす「水中」エフェクトを作成したい場合は素晴らしい結果になります。
無料のオーディオエディタAudacityを使用したダウンサンプリングは、初めての方にはオススメの出発点です。
Audacityにサンプルをインポートして、[トラック]メニューの[リサンプル]を選択して、希望のサンプルレートとダウンサンプリングされたサウンド見つけるまで調整します。
ダウンサンプリングするとサンプルの特定の周波数が失われますので、ダウンサンプリング中に保存しようとしている音の特徴を覚えておいてください。
このプロセスでは、折り返し雑音と呼ばれるノイズやリンギングノイズも発生する可能性があります。 折り返し雑音は通常、ダウンサンプリングされたオーディオに適用される単純なローパスフィルタを使用して調整できます。
ダウンサンプリングは、アーティストのDrakeと彼のエンジニアであるNoah ’40’ Shebibによって頻繁に使用される暖かい幽霊のような効果を与えます。
8.ADSRエンベロープを使用する
ADSRはAttack(音出し)、Decay(減衰)、Sustain(サステイン)、Release(余韻)の略です。
DAW、VST、ハードウェアシンセ、サンプラーには、これらのコントロールが組み込まれているプラグインがあります。それらを操作することで、サンプルやサウンドに独自のユニークな特徴を付けることができます。
ほとんどのDAWとサンプラープラグインには、サンプル音源にADSRを適用するためのツールが付いています。例えば、Abletonのシンプラーでは、サンプルのADSRエンベロープを素早く簡単に調整できます。
サンプルをプラグインにドラッグ&ドロップし、下部に沿ってADSRエンベロープのコントロールを調整して、目的のサウンドを作り上げます。
エンベロープを調整するだけでは音源の特徴を変更するには不十分ですが、開始時にクリック音やポップ音がかかったり、減衰テールが長すぎるサンプルをクリーンアップする方法としては便利に使えます。
いくつかのパラメータを調整するだけで、エンベロープを微調整するとこはサンプルが曲の構成にフィットするのに役立ちます。
いくつかのパラメータを調整するだけで、エンベロープを微調整するとこはサンプルが曲の構成にフィットするのに役立ちます。
9.オーディオをMIDIに変換する
サンプルの周りを構築するための他のパーツを思いつく方法をお考えですか?まず、オーディオとMIDIのツールを使用して、サンプルをMIDIデータに転送します。
オーディオをMIDIにバウンスさせると、サンプルを使用するときに便利です。これは、他のセクションのアレンジのためにサンプルから逆方向に作業できるためです。
MelodyneはオーディオをMIDIにバウンスさせるための素晴らしいツールです。そのアルゴリズムはオーディオを分析し、存在するノートをあなたがお持ちのDAW内のMIDIトラックに簡単にロードできるMIDIファイルに転送します。
さらに正確な結果を得るために、ファイルの種類(パーカッシブ、メロディックなど)を選択することもできます。かなりクールです!
例:Melodyneを使用して、ループメロディに存在するノートを検索します。 MIDIファイルを新しいMIDIトラックにバウンスさせ、素晴らしいBass VSTをノートに当てます。 すると、元のメロディーループに存在するノートをベースにしたベースラインができあがりです。
オーディオをMIDIにバウンスさせることは、サンプルがワークフローとアレンジをガイドするための迅速かつ効果的な方法です。
Abletonを使用している場合は、オーディオとMIDIの機能が組み込まれていますが、MelodyneとAbletonのアルゴリズムの結果は異なる場合があります。何を使用していても、MIDIクリップはサンプルのオーディオからバウンスしてからクリーンアップする必要があります。
オーディオをMIDIにバウンスさせることは、サンプルがワークフローとアレンジをガイドするための迅速かつ効果的な方法です。
10.創造的にタイムストレッチ
タイムストレッチは、サンプルを扱う際のかなり明白なアプローチです。 重要なのは、あなたに適したタイムストレッチのワークフローを見つけることと、サンプルを伸ばして必要な結果を手に入れるための適切なツールを見つけることです。
ほとんどのDAWには、オンボードのタイムストレッチ機能が搭載されています。 しかしHalfTimeやGross Beatのようなプラグインは、タイムストレッチを信じられないほど創造的な可能性の領域に入れてきます。
タイムストレッチを使用すると、どんなオーディオでも即座に厚くてダウンテンポのバージョンに変換できます。 また、ゆっくりと鼓動するドラム・ブレイクを活発なパルスに変えます。
上記のVSTは、トラップやヒップホップの制作に興味がある人にとっては特に優れていますが、そのジャンルはあなたのジャンルにかかわらず便利です。
とりあえず試してみて
サンプルを使用することは、録音された音をただ単にドラッグ&ドロップしてトラックに配置することを意味するものではありません。
オンラインで入手できる驚くほど高品質でロイヤリティフリーの音源や素材を生かし、そして世界各地からインスピレーションを貰い、最終的な音としてではなく出発点として使用してください。
無料のサンプルパックをダウンロードすることはこれから始まる未知の可能性のほんの始まりです。
ハッピー音楽メイキング!
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